口コミのポリシー違反による制限や商品機能が使えなくなった問題など:GBPとGMCのネタ帳#40(9/10〜9/16)
いつのまにか40回目になりました。こんにちは。今回は、9/10〜9/16までのGoogleビジネスプロフィールとMerchant Centerの情報です。
※私のポストやニュースレターをもとに、ホワイトペーパーやブログ、SNSでの情報発信をする際には、引用元の明記をお願いいたします。
要約
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口コミのポリシー違反による制限のヘルプと再審査請求フォームが公開
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「住所を非公開&サービス提供地域も未登録」だと停止されやす
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停止復旧の誤情報、増えています
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停止からの回復後、すぐに順位が戻るわけではない
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商品機能で「Merchant Centerへのアクセス権をリクエスト」が表示され編集できなくなった
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昔、略称という機能がありました
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STORES、Google ビジネスプロフィールへの連携機能を開始
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『いちばんやさしいはじめてのGoogle広告の教本』が発売
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Merchant Center Next上でショッピング広告キャンペーンの操作ができる
Googleビジネスプロフィールのネタ帳
口コミのポリシー違反による制限のヘルプと再審査請求フォームが公開
7月までイギリスだけとなっていたポリシー違反によるビジネス プロフィールの制限のヘルプページが、全世界に公開されました。日本も含めたほかの国でも、虚偽・報酬による口コミによる制限が本格化していくことが予想されます。
※一番新しいデータで、7/28時点では日本でも公開されていたので、8月以降から動き出しているという感じかと思います。
ビジネス オーナーが虚偽のエンゲージメントに関するポリシーに違反していると判断された場合、違反しているクチコミの削除に加えて、ビジネス プロフィールに制限が課されることがあります。制限には次のようなものがあります(ただしこれらに限定されません)。
・一定期間、ビジネス プロフィールで新しいクチコミや評価を受け取ることができなくなる
・一定期間、ビジネス プロフィールの既存のクチコミや評価が非公開になる
・虚偽のクチコミが削除されたことを消費者に知らせる警告がビジネス プロフィールに表示される
プロフィールに制限を適用する予定がある場合は、ビジネス オーナーにメールで通知します。これまで3つ目の警告を見たことは、まだありません。
過去、制限を受けたと思わしき店舗には、通知は来ていませんでした。今後、制限による通知が届くようになるということかと思います。制限を受けたビジネスオーナーは、再審査を請求できます。
詳細をまとめたブログ記事も公開しました。あわせて、こちらもご覧ください。
「住所を非公開&サービス提供地域も未登録」だと停止されやすいので注意
オンライン対応だから出張しない・自宅だから公開したくないという意図かなと思うのですが、それだと利用対象外です。
停止復旧の誤情報、増えています
Googleビジネスプロフィールの停止、「再審査請求は1回しかできない」とか「2回目は英語でしか申請できない」とか誤った情報が出回っているようです。再審査請求は2回できますし、2回目も日本語です。
私のところにもご相談が増えているくらいなので、停止回復作業や発信をする企業も増えていきそうなので注意ですね。
停止からの回復後、すぐに順位が戻るわけではない
停止から復旧しても、即時で以前の状況には戻りません。じょじょに時間をかけて、以前の状況に戻っていくと見ていくほうがいいです。比較的、マップ検索での店名検索では、ランキングが早く反映されることが多いですが、2日〜数日程度はかかると見ていたほうがいいです。また修正した箇所によっては、検索結果にも影響します。
停止回復に際しては、口コミが再表示されないという問題も起こります。こういった場合、特に順位の回復までは時間がかかることが多いです。
商品機能で「Merchant Centerへのアクセス権をリクエスト」が表示され編集できなくなった
ヘルプコミュニティにて、商品機能が使えなくなった・商品が表示されなくなったというご相談がありました。
クランアントから委託を受けてGoogleビジネスプロフィールの投稿を掲載しています。商品ページに30近く商品を掲載しておりましたが、本日みたら削除されており、改めて商品を追加のボタンを押したら画像のような内容が表示されました
これは、この地点がMerchant Centerとが連携されており、Merchant Centerで商品の管理をする状態になっています。ユーザーのどなたかが、ビジネスマネージャー(ビジネスプロフィールマネージャーではありません)という機能を使って、連携したようです。
この画面が出ているということは、質問者さんは連携されているMerchant Centerの権限を持っていません。誰が権限を持っているかは、現時点では管理画面から確認することはできません。
ユーザー全員にビジネスマネージャーを開いてもらい、連携されているMerchant Centerとビジネスプロフィールの権限を持っている方を見つける必要があります。
なお、いまは商品が表示されていないとのことでしたが、連携に問題がなければ、時間が経つと表示されることが多いです。過去ビジネスプロフィールから登録した商品は、ビジネスマネージャーを通じて、Merchant Center Nextにインポートされています。
ただし、編集はMerchant Center上からしかできません。登録はMerchant Center の権限を持つユーザーであれば、ビジネスプロフィールの商品から登録することも可能です。
昔、略称という機能がありました
略称機能とは、任意のカスタム名を入力すると、それがページのURLの一部になりました。今は新しい略称を作成できなくなりました。既存の略称は使えますが、削除すると再作成はできません。
管理画面・分析データから問題を探すのではなく、実物を見て問題を探す
Googleビジネスプロフィールでも同じなんですが、「口コミを1週間投稿し続けてから、自店の店内とGoogleマップを見る」と、「あ、うちの店ダメですね。口コミしにくいですね」とお気づきになる方が多いです。
STORES、最新の店舗情報を Google 上に自動反映できる 「Google ビジネスプロフィール」への連携機能を提供開始
STORES に登録した店舗情報を Google ビジネスプロフィールに無料で自動連携される機能が出たようです。
一つのデータを変えると、他も変更されるのは楽になりますね。一方で、こうした連携機能は、トラブルを起こすこともたびたびあります。
以前も触れましたが、「ポータルサイト側でカテゴリが変更→連動してビジネスプロフィール側でもカテゴリが変更→ビジネスプロフィールが停止」というケースがあります。
STORESのこの機能を使う方は、あまり大幅にカテゴリを変えすぎないことや、ビジネスプロフィールのガイドラインもわかった上でSTORESの店名などを登録する必要がありそうです。
Merchant Centerのネタ帳
『いちばんやさしいはじめてのGoogle広告の教本』が発売
Merchant CenterのエキスパートであるTanaka氏が執筆者の1人でもある『いちばんやさしいはじめてのGoogle広告の教本』が発売されました。
ショッピング広告やMerchant Centerの章もあります。まだ、パラパラとしか見ていないですが、かなりページ数も多く、読み応えがある一冊です。ぜひ!
Merchant Center Next上でショッピング広告キャンペーンの操作ができる
前の画面を完全に忘れてしまっているのですが、Merchant Center Next上でショッピング広告キャンペーンの操作ができるんですね。
今回もGBPマスターズガイドの紹介はお休みさせていただきます。
近日、講座を受けていただいた方のインタビュー記事を公開予定です。そちらもぜひご覧ください。
トレーニング講座ですが、9月は対応できなくなりましたが、10月後半以降であれば可能です。お問合せや詳しい内容や金額は、以下のページをご覧ください(PDFダウンロードも可能)。
今回のレターは以上です。ご購読いただき、ありがとうございました。コメントや応援ツイートをいただけると励みになります。
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